カリフォルニアワイン協会

カリフォルニアワインについて About California Wine

ソーヴィニヨン・ブラン

ソーヴィニヨン・ブラン

ソーヴィニヨン・ブランは、高貴なブドウ品種で、世界で最も人気のあるワインの一部はこの品種から生まれています。カリフォルニアのワイナリーは、そのラベルにソーヴィニヨン・ブランと記す以外に、フュメ・ブランと書くこともあります。特徴的な味わいを幅広く有していて、柑橘類、グリーン・オリーヴ、植物的な特徴から、青リンゴ、グレープフルーツ、パイナップル、イチジク、メロンなどさまざまな果実風味まで。こうした風味をもつスタイルは、ソーヴィニヨン・ブランというブドウそのものからきていますが、同時に気候、土壌、栽培方法、醸造技術の反映でもあります。ソーヴィニヨン・ブランはしばしば、ほかの品種のワインとブレンドされることがあり、中でも蜂蜜のニュアンスをワインに加えてくれる、セミヨンが相手となることが多いです。概して言うと、そのワインは活気があって軽やか、フレッシュで辛口になります。いろんな料理に合わせることができ、鶏肉、魚介類、それほどスパイスを効かせていないエスニック料理などと、よく合うでしょう。
このブドウ品種がカリフォルニアに最初に植えられたのは、19世紀のことで、場所はリヴァモア・ヴァレーでした。2016年のカリフォルニア州ブドウ栽培面積統計によれば、ソーヴィニヨン・ブランはカリフォルニアに6,000ヘクタール(15,000エーカー)近く植わっています。白ワイン用ブドウの中では4番目で、シャルドネ(38,256ヘクタール/94,532エーカー)、フレンチ・コロンバール(7,673ヘクタール/18,961エーカー)、ピノ・グリ(6,766ヘクタール/16,718エーカー)に次ぐ面積です。