カリフォルニアワイン協会

カリフォルニアワインについて About California Wine

カベルネ・ソーヴィニヨン

カベルネ・ソーヴィニヨン

カベルネ・ソーヴィニョンは、赤ワイン用ブドウ品種の王者とされてきました。カベルネ・ソーヴィニヨンおよび、このブドウを主体としたブレンドは、カリフォルニア産ワインの中で、最も賞賛を浴びているものの一角を成しています。このブドウはまた、世界的に見ても高名な赤ワインの多くにおいて、ブレンドの主要品種です。カベルネ・ソーヴィニヨンは辛口で風味に満ち、多くの銘柄で長期熟成型のワインとして仕上げられています。熟成可能性は、10~20年に及ぶこともありますが、通常は5~9年程度で、発売と同時に楽しめるものも少なくありません。カベルネ・ソーヴィニヨンのファンたちには、次のような共通した描写がお馴染みでしょう。すなわち、ベリー、スグリ、カシス、あるいは植物的なピーマン、そしてトーストのようなオークの香りと風味です。伝統的なカリフォルニア産スティル・ワインとして、アメリカ合衆国の食料品店にて売られているカベルネ・ソーヴィニヨンの量は、ニールセン社およびゴンバーグ・フレデリクソン&アソシアイツの統計によれば、シャルドネに次いで2番目となります。

品種解説

カリフォルニア大学デイヴィス校で実施されたDNA遺伝子指紋鑑定の結果、カベルネ・ソーヴィニヨンが、カベルネ・フランとソーヴィニヨン・ブランの交配品種であることがわかりました。この品種は、赤ワイン用のブドウとして最も広範にカリフォルニアで栽培されていて、2016年の報告では36,738ヘクタール(90,782エーカー)が植わっています。ナパ・ヴァレー、サン・ルイス・オビスポ・カウンティ、ソノマ・カウンティ、ロダイ/サン・ホアキン・カウンティが、最も多くこの品種が栽培されている地域です。