カリフォルニアワイン協会

カリフォルニアワインについて About California Wine

モスカート/ミュスカ(マスカット)

モスカート/ミュスカ(マスカット)

近年、モスカートの人気は高まってきており、そのスタイルが多様なので、あらゆる好みにマッチすることができます。ミュスカのブドウからは、スティル・ワイン、スパークリング・ワイン、デザート・ワインのすべてが生産されており、色も白、ロゼ、赤、甘辛についても辛口から妙なる甘味を持つものまであります。イタリアのワイン生産者たちは伝統的に、この品種で低アルコールの発泡性白ワインを造っていて、しばしば食前酒として楽しまれていました。一方、今日の多彩なワインたちは、さまざまな料理によくマッチし、スパークリングや遅摘みのモスカートについては、フルーツタルトや豊潤なチーズケーキと、とりわけ相性がいいです。

品種解説

ミュスカというブドウは、地中海沿岸で何世紀にもわたって栽培されてきました。実際、ミュスカ・ブランは、ワイン用ブドウ品種として最も古くから知られているものかもしれません。ミュスカのブドウは、ワイン以外にも、生食用やレーズン用に使われています。カリフォルニアのワインでは大半を占めているミュスカ・ブランに加え、マスカット・オブ・アレクサンドリア、オレンジ・マスカット、マスカット・ガイリョ(時にジャッロと呼ばれます)、ダイアモンド・マスカット、サマー・マスカットといった品種もあります。
ニールセン社によるアメリカ合衆国内のスーパー・マーケットのデータによると、2016年に食料品店で販売された量の5%がモスカートでした。2016年、カリフォルニア産のすべてのミュスカ系品種を合計すると、200,602トンが破砕されており、これは2011年の倍以上にあたります。