リースリングは香り高い白ワイン用ブドウ品種で、その強い酸味と花の香りが特徴、冷涼なワイン生産地域でうまく育つ傾向があります。ドイツワインの主力品種ですが、新旧世界双方のさまざまなワイン産地でかなりの量が栽培されています。リースリングは甘口から辛口まで、時にはスパークリング・ワインにもなるなど、幅広いスタイルのワインに仕立てられるブドウです。この品種は、育った場所のテロワールを大いに反映するとされていますが、それでいて品種そのものの特徴を失いません。リースリングは、花や蜂蜜のようで、複雑、スパイシーだと表現されてきており、口の中で余韻が長く、たなびくように続きます。タイ風の春巻きや、スパイスと炒めた鶏肉、パリパリした田舎風パンで挟んだベーコン、レタス、トマトのサンドイッチと、ぜひリースリングを組み合わせてみてください。
カリフォルニアにおいて、リースリングはその植物学上の名前(あるいは別名)であるホワイト・リースリングと呼ばれることもあります。リースリングのアイスワイン、遅摘みワイン、貴腐ワインは、世界で最も高く評価され、長期熟成できるものに数えられています。
リースリングの栽培面積は、過去10年間で増えており、1,622ヘクタール(4,009エーカー)です。モンテレー・カウンティが圧倒的に多く、668ヘクタール(1,651エーカー)あります。