カリフォルニアワイン協会

カリフォルニアワインについて About California Wine

メルロ

メルロ

カリフォルニアで出荷されるスティル・ワインの中で、メルロはアメリカ人が今日購入する3番目の赤ワイン用ブドウ品種で、カベルネ・ソーヴィニヨン、赤ワイン用品種のブレンド・ワインに次いでいます。ニールセン社およびゴンバーグ・フレデリクソン&アソシアイツの発表によれば、メルロの消費量は、アメリカ合衆国の食料品店で、2016年で出荷されたワインの7%を占めていたと見積もられています。
メルロの人気の秘密は何なのでしょうか? 業界の識者は次のような可能性を指摘しています。消費者は引き続き赤ワインを試そうとしていますが、それは適度な飲酒は健康的なライフスタイルに結びつくというニュースの影響です。また、白やブラッシュ・ワインの飲み手たちが、赤ワインへとその好みを広げてきたのかもしれません。両方の場合において、メルロが選ばれる可能性があり、それは柔らかく飲みやすい、甘美なその個性が、新たに赤ワインを習慣的に飲み始めた層にとって魅力的だからです。レストランにおいて、メルロの平均的な価格は、幅広い人気を誇るシャルドネの平均価格とほぼ同等になっています。

品種解説

メルロはフランス・ボルドー地方における主要なワイン用ブドウ品種のひとつで、カリフォルニアには19世紀半ばにもたらされました。歴史的に、ワイン生産者はメルロをブレンド用の品種として使ってきており、通常カベルネ・ソーヴィニヨンに混ぜてそのワインを柔らかくします。メルロのタンニンはカベルネ・ソーヴィニヨンほど力強くないため、メルロのワインはより早く熟成する傾向にあるのです。メルロは今日、主に品種名表示ワインとして人気を博しています。メルロの樹の大半は、ロダイ/サン・ホアキン・カウンティに植わっており、次いでナパ・ヴァレー、モンテレー・カウンティ、ソノマ・カウンティとなっています。