2024年05月02日更新
ラーム・エマニュエル駐日米国大使主催によるカリフォルニアワイン・ペアリングディナーが2024年4月19日に東京・港区にある米国大使公邸で開催されました。
高円宮妃久子様をはじめ、政財界関係者、各国大使、料飲サービスやワインに関わる約60名が出席し、駐日米国大使公邸のエグゼクティブシェフであるフレデリック・マルデル氏の6皿の料理とともに、この日のために選ばれたカリフォルニアワインとのペアリングを楽しみました。
ディナーに先立ち、エマニュエル大使は「日本の食はクオリティ、サービスともにトップクラス。カリフォルニアワインと日本の食をペアリングさせると、素晴らしい食体験になるとともに、米国と日本の両国の関係をさらに深めることになります。カリフォルニアワインと合わせることで、世界一レベルの日本の食がさらに引き上げられます。」と話しました。
カリフォルニアワイン協会(CWI)北アジア豪州地域共同代表の手島孝大は、「米国大使公邸において、カリフォルニアワインと食のペアリングに焦点を当てた初めてのディナー会です。カリフォルニアワインは、各ワイナリーにストーリーがあり、日本との文化的交流も深いです。この会を通じて、カリフォルニアワインの魅力や楽しさを感じてほしいです。」と語りました。
ワイン選定とワインペアリングは、ペアリングの第一人者であるソムリエの大越基裕氏が担当しました。「ペアリングにおいて重要なのは食事とワインのハーモニーです。食材にフォーカスした軽やかな味わいの料理なので、エレガントで透明感のあるカリフォルニアワインを選びました。」と、想いを語りました。ディナーでは、それぞれのワインの味わいの魅力とともに、各料理に合わせたペアリングのポイントを披露しました。
ペアリングディナーで供されたワインのうちの1本に選ばれた「フリーマン・ヴィンヤード&ワイナリー」は、2015年に安倍晋三首相を招いて行われたバラク・オバマ元大統領のホワイトハウス公式晩餐で一躍脚光を浴び、2024年4月の岸田文雄首相の国賓待遇での訪米時に開催されたアントニー・ブリンケン国務長官とカマラ・ハリス副大統領の昼食会でも提供され、話題となりました。
オーナーであり、醸造家のアキコ・フリーマンさんは本ディナー会に出席し、アメリカ留学時代にアメリカ人の夫と出会い、カリフォルニアでワインを造ることになったヒストリーとともに「カリフォルニアワインが日本とアメリカの外交の懸け橋になるとうれしいです。」と語りました。
ゲストへのワインのサーブは日本を代表する若手ソムリエの4名を中心に行われました。
森本美雪(コンラッド東京)、松本有佑子(ロオジエ)、近藤祐也(レカン)、尾城大(レストランダズル)のプロフェッショナルなサービスにより、素晴らしい一夜となりました。ディナーで供されたワインは以下のとおりです。
左から
ロデレール・エステート エルミタージュ・ブリュット2017
ベッドロック ヘリテージ・ホワイト コンパーニ・ポルティス・ヴィンヤード2021
キスラー ヴィンヤーズ マックレア シャルドネ 2021
アイズリー・ヴィンヤード ソーヴィニヨン・ブラン 2019
リトライ ピノ・ノワール サヴォイ・ヴィンヤード 2021
コンティニュアム・エステート プロプライエタリー・レッド 2021
フリーマン ロゼ スパークリング 2020
(写真提供:米国大使館)