2022年10月26日更新
カリフォルニアワイン協会日本事務所(CWI)は、10月24日(月)に福岡市内にて「カリフォルニアワイン・リージョナル・ショーケース」を開催しました。
100種類以上のカリフォルニアワインを取り揃え、二部制で開催した試飲商談会にはワイン業界関係者85名、報道関係者9名が参加しました。各回定員を設け、明るく広々とした空間でのテイスティングは、「来場者とゆっくり話せて良い商談に繋がった」と出展インポーターからの声が聞かれました。カリフォルニアワインに特化した試飲会の開催は福岡では稀であることから、「初参加。とても勉強になり有意義な時間を過ごせた」、「苦手と思っていた品種が美味しいということを改めて知り、更に関心が高まった」、「十数年ぶりにカリフォルニアワインと真剣に向き合った。色々な点が進化していて、顧客に勧めるバリエーションが増えた」など、ワイン業界関係者からは多くのポジティブなコメントが寄せられました。
(一社)日本ソムリエ協会福岡支部が分科会として同時開催した「サステイナブルなワインづくりを知るセミナー」は、一般消費者にも開放した結果、定員80名を上回る申し込みがあり、福岡の業界関係者及びワイン愛好家の関心の高さが窺えました。セミナーは6アイテムの試飲を含む凝縮した1時間で、会場は静かに、そして熱心に聴講する人々の雰囲気に包まれました。参加した愛好家からは「カリフォルニアのテロワールやサステイナブルな取り組みを知ることができた」、「地球環境を考えた葡萄栽培やワイン造りだけでなく、働く人達のことも考えていることに感銘を受けた」などの声が聞かれました。講師を務めた山本香奈氏は、「セミナー終了後、個別に質問して下さる方も多く、まじめに聞いて下さっていると感じた」と印象を述べました。
カリフォルニアワイン協会がこのような形で福岡でのイベントを開催したのが初めてであることと、今月21日に32年ぶりに1ドル150円を突破したタイミングもあり、地元メディアからの注目も高く、当日は、テレビやラジオなど複数の電波媒体からの取材を受けました。共同代表のひとりである扇谷まどかは「カリフォルニアワインのプレミアムな位置付けは世界に知られており、日本市場でも低価格競争の対象ではない。カリフォルニアワインの8割以上が何らかのサステイナビリティ認証を取得しており、SDGsへの関心が高い層にフィットするものと思う。値上げを迫られる状況が暫く続いたとしても、消費者に選んで貰えるものであることを訴求する施策を今後も続けて行きたい」と述べました。