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カリフォルニアワイン協会公認教育プログラム「キャップストーン・カリフォルニア」、まずはレベル1から日本でも受講可能に

2021年11月29日更新

カリフォルニアワイン協会公認教育プログラム「キャップストーン・カリフォルニア」、まずはレベル1から日本でも受講可能に

カリフォルニアワイン協会の公認教育プログラム「キャップストーン・カリフォルニア」は、CWIの輸出プログラムチームと世界的なワイン専門家によって開発され、カリフォルニアワインに特化したコンテンツを多言語対応のマルチメディアで提供しています。

キャップストーン・カリフォルニアは「初級」「中級」「上級」「専門家/アンバサダー」の4つのレベルで構成されており、最初のレベルを修了すると次のレベルに進むことができます。各レベルの最終試験に合格すると、修了証及びその他の特典が与えられます。

欧州、カナダに引き続き、日本ではこの認定講座をアカデミー・デュ・ヴァンにてワイン試飲を含む形で、まずはレベル1から実施します。オンラインでのセルフ・スタディ(ワイン試飲はオプショナル)を選ぶこともできます。

「キャップストーン・カリフォルニア」は、ナパヴァレー・ヴィントナーズ(NVV)が日本で実施する「NAPA VALLEY WINE EXPERT認定試験」とは異なります。「キャップストーン・カリフォルニア」がカリフォルニアワイン全体を網羅する世界共通の内容で構成された認定講座であるのに対して、「NAPA VALLEY WINE EXPERT」はナパ・ヴァレーのワインに特化した、教育と人材育成を目的とする日本独自のプログラムです。受講資格(日本ソムリエ協会の認定資格保有者及びナパ・ヴァレーのワインを取り扱う輸入業者)など、「NAPA VALLEY WINE EXPERT」についての詳細は、こちらをご覧ください。

日本での展開について

・日本語版「初級レベル1」は、ワインスクール及びオンラインで開催しています。(詳細については次の項目を参照ください)
・日本語版「中級レベル2」は2022年3月頃開講予定です。
・日本語版「上級レベル3」は2022年内の開講予定です。
※「専門家/アンバサダー」レベルは英語のみとなります。実施方法や時期などの詳細は今後発表いたします。

各レベルについて

キャップストーン・カリフォルニア 初級レベル1【開講中】
初級レベル1はカリフォルニアワインの歴史における主な時代、すなわち布教団時代、ゴールドラッシュ後、禁酒法時代、現代を学ぶところから始まります。レベル1の履修者は、
・カリフォルニアの地理、すなわち太平洋と山脈がブドウ栽培とワインのスタイルに、どのように影響を及ぼしているかを学びます。
・ブドウ栽培の基礎知識、他の農業と比較しての特徴を知り、カリフォルニアで栽培される重要ブドウ品種の名前を覚えて解説できるようになります。
・アメリカ政府公認ブドウ栽培地域(AVA)という仕組みの基本を覚えます。ナパ・ヴァレー、ソノマ・カウンティ、サンタバーバラ・カウンティといった世界的に有名なAVAが含まれます。
・カリフォルニアを代表するワイナリー、すなわちリッジ・ヴィンヤーズ、フロッグス・リープ・ワイナリー、ロバート・モンダヴィ・ワイナリーなどについて掘り下げます。
・カリフォルニアワインに関する主要統計を、世界全体の生産量、消費量、輸出量の中で学びます。

【受講方法】
1. アカデミー・デュ・ヴァン青山校・大阪校で受講する(試飲あり)
・開講日、講師、授業料などの詳細及びお申し込みは、こちら
・ワインスクールでの認定講座に関するお問い合せは、アカデミー・デュ・ヴァンまで
2. セルフ・スタディをオンラインで受ける(試飲はオプショナル)
・オンラインでの受講は、こちら
・セルフ・スタディ及びワイン試飲オプションに関するお問い合わせは、カリフォルニアワイン協会日本事務所まで

キャップストーン・カリフォルニア 中級レベル2
中級レベル2はレベル1の継続コースです。理論学習において、受講生はカリフォルニアワインの歴史における重要史実を学び、この州のワイン産業が形作られるのに貢献した主要人物を覚えます。同様に、
・主要なカリフォルニアの栽培地域における重要な地理的要素、すなわち河川、干上がった小川、海岸山脈、マヤカマス山脈、ヴァカ山脈、サンタ・クルーズ山脈といった重要な山脈について学びます。
・7つのカリフォルニアの主要ブドウ品種について、どこで栽培されているか、その地域ごとの特徴的な味わいはどんなものかを掘り下げ、より深い学びを得ます。
・ブドウ樹の年次ライフサイクルについて理解します。関連する用語として、開花、萌芽、色付き、仕立て、選定、摘房、収穫時期などがあります。
・ワイン醸造の基礎を学びつつ、樽の種類(フレンチオーク/アメリカンオーク/他のヨーロッパ産オーク)について知り、オーク材の選定によっていかにワインのスタイルが影響を受けるかを掘り下げます。
・ローダイ、サクラメント・デルタ、メンドシーノ・カウンティ、パソ・ロブレス、サンルイスオビスポ・カウンティ、モントレー・カウンティ、サンタ・クルーズ・マウンテンズの歴史あるAVAについて詳しく学びます。
このレベルについてのさらなる詳細は2022年3月頃にお知らせします。

キャップストーン・カリフォルニア 上級レベル3
上級レベル3はレベル2の継続コースです。より高い水準の試飲能力が求められるとともに、理論学習ではレベル1、2で学んだトピックについてより詳しく掘り下げ、以下の新しい内容についても学習します。
・カリフォルニアワインの歴史:布教団の設立、カリフォルニアへのヴィティス・ヴィニフェラの導入、ゴールドラッシュ、19世紀後半の発展、禁酒法時代、第2次世界大戦後、1960年代のブーム、第二次フィロキセラ禍、ワイン評論家の時代。
・ウィンクラーの気候分類:カリフォルニア大学デイヴィス校による積算温度(度日)システムとその功罪。
・カリフォルニアに広く見られる土壌型、土壌のバランスと健全性、サステイナブル栽培と有機栽培、有機栽培認証。
・ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、ピノ・ノワール、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、シラー、ジンファンデルの栽培とクローン選抜。
・スパークリングワインとロゼワイン。
・台木(樹勢と病害耐性)、接ぎ木、フィロキセラとほかのブドウの害虫、乾地農法と灌漑といったブドウ栽培に関する専門知識。
・レイク・カウンティ、ソラノ・カウンティ、サンベニート・カウンティ、サンタ・クララ・カウンティ、アマドール・カウンティ、エル・ドラド・カウンティ、サンホアキン・ヴァレー、サクラメント・ヴァレー、マデラ・カウンティ、テメキュラ・ヴァレーといったAVA、ワイン生産地域についての詳細。
このレベルについてのさらなる詳細は2022年中にお知らせします。

キャップストーン・カリフォルニア 専門家レベル4(英語のみ)
専門家レベル4は、カリフォルニアワインを深く理解しようと努力する受講生に向けて設計されています。この講座では、厳しい要求水準を満たす試飲能力が求められるとともに、
・18世紀後半から現在に至る、カリフォルニアワインについての詳しい年代記を追っていきます。主要な歴史的事件・史実において、決定的な役割を果たした影響力のあるワイン関連人物が、その中では紹介されます。
・カリフォルニアのワイン生産地域において、その次に重要な河川や湖、すなわちレイク湖やサン・ホアキン川などについて学びます。
・気候変動がいかにカリフォルニアのブドウ栽培に影響を及ぼしているか、ブドウ畑やワイナリーの所有者が、その影響を減じるために何をしているかを学びます。
・シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワール、ジンファンデル、メルロ、シラーについて、総まとめをします。醸造技術と、ワインと料理の相性についての学習が含まれます。
・その他の白ブドウ品種(ピノ・グリ、ミュスカ、シュナン・ブラン、リースリング、ヴィオニエ)と、その他の黒ブドウ品種(プティ・シラー、マルベック、バルベーラ、プティ・ヴェルド、グルナッシュ)について掘り下げます。
・引き続き、カリフォルニアのAVAとワイン生産地域について学びます。プレイサー・カウンティ、ネヴァダ・カウンティ、カラヴェラス・カウンティ、ユバ・カウンティ、ロサンゼルス・カウンティ、クカモンガ・ヴァレー、サンディエゴ・カウンティなど。
・ナパ・ヴァレー、ソノマ・カウンティ、ローダイ、パソ・ロブレス、サンタバーバラ・カウンティにおける過去20年間で最良のヴィンテージについて、包括的な学習をします。
キャップストーン・カリフォルニアの専門家レベルに合格した方には、カリフォルニアを実体験できるワイン研修旅行に参加し、アンバサダー・レベル4認定を受講する機会が与えられます。
このレベルについてのさらなる詳細は2022年中にお知らせします。

キャップストーン・カリフォルニア アンバサダー・レベル4(英語のみ)
アンバサダー・レベル4講座は、卓越した水準の知識を手に入れ、カリフォルニアワインのリーダー的存在を目指す人に向けて設計されています。この最上位認定に合格するためには、受講生はカリフォルニアにおける対面式教育プログラムを履修完了しなければなりません。プログラムは、「教育者を育てる」セッション、ブラインド・テイスティング、ブドウ畑とワイナリーの訪問、筆記試験からなり、すべてが高名なワイン教育者、マスター・ソムリエ、マスター・オブ・ワインによって提供されます。カリフォルニアワイン認定アンバサダー(CCWA)には、キャップストーン・カリフォルニアのすべてのレベルを教え、世界中でカリフォルニアワインについてのセミナーを実施する資格が与えられます。
このレベルについてのさらなる詳細は2022年中にお知らせします。

テイスティングについて
日本におけるキャップストーン・カリフォルニアのテイスティングは、コート・オブ・マスター・ソムリエのディダクティブ・テイスティング(演繹的試飲法)を採用しています。このテイスティング法には、以下のメリットがあります。
・ワインのテイスティング力、およびワインの特徴を的確に表現する力を高める
・ブラインド・テイスティングの際に、ロジカルな結論を導くテイスティング基準を形成する
・理論的な知識とテイスティングを結びつけ、ワインに関する総合的な知識を深める
・お客様の立場に立った表現方法を身につけることができ、ワイン販売の能力を向上させる

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